2008.08.10 (Sun)
再び 谷口誠著「東アジア共同体〜経済統合のゆくえと日本〜 に戻って
すべてに亘ってわかり易い記述と著者の誠実さが伝わり、気持ちよく読了できました。国連の大使などの経験者で南北問題、国際経済の第一人者だけに、一貫して説得力のある岩波新書(2004年11月 定価 819円)、是非、若い学生諸君にも、眼を通して頂きたい書です。
ここしばらく、著者の主張する論点を紹介してゆきたいと思います。やはり「何故、いま東アジアに地域統合が必要か」がシンフォニーの主旋律のように、過去・現在・未来の軸を通して、その主張が流れており、無理なくその必要性が理解できます。しかも官民上げて、国の内外挙げて、正に百家争鳴して、猫も杓子も「東アジア共同体」なのか、これを読めば何となくわかるような気がします。再度、夏休みの一冊にこの新書をお勧めしたいですね。
21世紀の日本の進路は、若い人々にとって、切実な問題です。著者は結論付けています。日本が21世紀において、躍進するアジアと共に、そしてアジアの中核として歩む事を切に希望しますと。
それは21世紀に日本がさらなるアジアの発展と安定に貢献し、同時に日本自身が発展し、安全を確保する道でもあります。⇒そのためには、これまでの安易な対米一辺倒の外交姿勢を改め、対EU外交をも視野に入れて、より自主的・多角的な外交を展開していかなければなりません。これこそが21世紀において、日本が目指すべき進路です。
これほどすっきりしたメッセージを何故、今まで歴代の首相の口からは発する事ができなかったのでしょうか。この気宇壮大な呼びかけを日本国民に伝え、青年諸君に自身をもってアピールできるリーダーが為政者になれば、若者達に国の方向性、国家の目標をさし示す事になったでしょうに。
力学にベクトルという言葉があります。ベクトルは、大きさと方向性をもった量のことです。
一方、大きさはありますが、方向性のない量を力学では、スカラーといいます。国で言えば国家の
進路・目標が示されないままの状態は、べクトルではなく、スカラーに過ぎません。悪く言えば烏合の衆になりかねません。上記のようにすっきりとした方向性を示せば、特に若者のエネルギーは大きく羽ばたくものと信じます。21世紀の進路を明確にすることが今、極めて大事な事です。
この暑い夏の夜に、涼風を送ってくれた一冊でした。
ここしばらく、著者の主張する論点を紹介してゆきたいと思います。やはり「何故、いま東アジアに地域統合が必要か」がシンフォニーの主旋律のように、過去・現在・未来の軸を通して、その主張が流れており、無理なくその必要性が理解できます。しかも官民上げて、国の内外挙げて、正に百家争鳴して、猫も杓子も「東アジア共同体」なのか、これを読めば何となくわかるような気がします。再度、夏休みの一冊にこの新書をお勧めしたいですね。
21世紀の日本の進路は、若い人々にとって、切実な問題です。著者は結論付けています。日本が21世紀において、躍進するアジアと共に、そしてアジアの中核として歩む事を切に希望しますと。
それは21世紀に日本がさらなるアジアの発展と安定に貢献し、同時に日本自身が発展し、安全を確保する道でもあります。⇒そのためには、これまでの安易な対米一辺倒の外交姿勢を改め、対EU外交をも視野に入れて、より自主的・多角的な外交を展開していかなければなりません。これこそが21世紀において、日本が目指すべき進路です。
これほどすっきりしたメッセージを何故、今まで歴代の首相の口からは発する事ができなかったのでしょうか。この気宇壮大な呼びかけを日本国民に伝え、青年諸君に自身をもってアピールできるリーダーが為政者になれば、若者達に国の方向性、国家の目標をさし示す事になったでしょうに。
力学にベクトルという言葉があります。ベクトルは、大きさと方向性をもった量のことです。
一方、大きさはありますが、方向性のない量を力学では、スカラーといいます。国で言えば国家の
進路・目標が示されないままの状態は、べクトルではなく、スカラーに過ぎません。悪く言えば烏合の衆になりかねません。上記のようにすっきりとした方向性を示せば、特に若者のエネルギーは大きく羽ばたくものと信じます。21世紀の進路を明確にすることが今、極めて大事な事です。
この暑い夏の夜に、涼風を送ってくれた一冊でした。
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